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英語の名作が読みたいけれど、大作を読むほどの時間は割けないという方や、英語で書かれた短編小説の名作を探しているという方に、おすすめの短編小説をご紹介いたします。
【英語多読】おすすめ短編小説
※短編小説の紹介なので、ものによっては該当作品だけではない”作品集”をリンクしています。英語版と日本語版で作品目録が完全一致しているわけではないので、ご注意ください。
The Lottery
| 著者 | Shirley Jackson |
| 出版年 | 1948年 |
まずご紹介するのは、シャーリィ・ジャクスンの「くじ」。
シャーリィ・ジャクスンの作品は、人の悪意や意地悪な気持ちが時にはダイレクトに、時にはやんわりと表現されています。その特徴がガッツリと表れているのがこの作品。もっと柔らかい感じの作品もいろいろありますので、シャーリィ・ジャクスンの作品が醸し出す「ダークさ」が気に入ったら、ぜひ他の作品も読んでいただきたいです。
作品はそこまで古くもなく、登場人物間での会話文も多いので、英語は割と読みやすいです。
日本語版↓
A Good Man Is Hard to Find
| 著者 | Flannery O’Connor |
| 出版年 | 1953年 |
フラナリー・オコナーは短編小説の名手として知られています。
ほとんどの作品には共通して、南部の雰囲気と宗教の考え、そして悪意と暴力が織り交ぜてあります。好き嫌いが分かれる作家だと思いますので、まず有名な「A Good Man Is Hard to Find」を読んでみて、良いかもと思ったらぜひ他の作品も読んでみてください。
作者が伝えたいことがいまいち分かりづらく難解な作品が多いのですが、解説を読んだりしながら読み返すと、今までとは違った視点で物語を読むことができるので楽しいですよ!
そこまで古い小説でもないので、英語も意外と読みやすいです。南部特有の単語などを学ぶことができます。
日本語版↓
Cathedral
| 著者 | Raymond Carver |
| 出版年 | 1981年 |
レイモンド・カーヴァーも短編小説作家として非常に名の知られた存在です。彼の作品はちょっと嫌~な気持ちになるものから、終始ミステリアスな雰囲気の漂うものなど、いろいろな種類のものがあります。
その中でも今回ご紹介する「大聖堂」は、レイモンド・カーヴァーの作品の中で一番の代表作として紹介されることの多い作品です。彼の作品の中でもちょっと異色の雰囲気を持つものだと私は思いますが、作品から感じるポジティブでさわやかな雰囲気が、この作品を有名にしたのだと思われます。
全く別の境遇に置かれた人間の立場になってみたとき、見えなかったものが見えるようになる。そんなことを教えてくれる作品です。
そこまで古い作品ではないですし、英語もそこまで難しくはないので、ぜひ他のカーヴァー作品と一緒にお楽しみいただければと思います。
The Yellow Wallpaper
| 著者 | Charlotte Perkins Gilman |
| 出版年 | 1892年 |
シャーロット・パーキンズ・ギルマンが著した「黄色い壁紙」。6000語の短編小説で、アメリカにおけるフェミニズム文学の先駆けとして評価されています。
読んでいて感じるのはその狂気と不気味な雰囲気!ホラー小説としてもとてもよくできた名作です!狂気の雰囲気の中に、抑圧されたまま人生を終えた女性たちの叫びがねっとりと凝縮されているように感じました。「黄色」という、基本的には明るくポジティブなイメージを持たせる色が、この小説の中では急におどろおどろしい、狂気を蓄えたものにイメージを変えます。
英語に関して言えば、1892年出版の作品なので、多少の古さや読みづらさは感じるものの、それほど大きな障害とはなりません。短編小説ですので挑戦もしやすいです。
フェミニズム文学か~と思う人もいるかもしれませんが、敬遠する必要はまったくございません!純粋にホラー小説としても十分に楽しめます。ぜひ読んでいただきたい作品です。
日本語版↓
The Tell-Tale Heart
| 著者 | Edgar Allan Poe |
| 出版年 | 1843年 |
江戸川乱歩の名前の由来であるエドガー・アラン・ポー。彼も数々の素晴らしい短編小説を残しています。今回はその中からThe Tell-Tale Heartをご紹介します。
自分は狂っていない!と言う語り手が、どうして&どのようにして殺人を犯したのかを話していくお話。いや、殺人を犯す時点で多少は狂っていると思うのですが・・・^^; 「信頼できない語り手」の手法を利用し、狂っていないと必死に弁明する語り手の狂気性を浮き立たせています。
1843年出版とは思えないくらい英語は読みやすいです。ちょっとした見慣れない古い単語などを調べるだけで読み切れてしまいます。物語自体もここでご紹介したどの物語よりも短かったと思います。
日本語版↓
Don’t Look Now
| 著者 | Daphne Du Maurier |
| 出版年 | 1971年 |
「鳥」や「レベッカ」など、サスペンス作家として有名なダフネ・デュ・モーリアの短編小説です。
ミステリアスな雰囲気と、読んでいるうちに背筋がゾワゾワするようなホラーの雰囲気とを兼ね備えた物語となっています。舞台がヴェネツィアなのもまた、作品の物語性を高めますね!スマホみたいな便利デバイスがなかった頃だからこその作品といった感じです。
英語もあまり難しくはなく、イタリアの地名やイタリア特有の単語などを学ぶことができます。
日本語版↓
An Occurrence at Owl Creek Bridge
| 著者 | Ambrose Bierce |
| 出版年 | 1890年 |
なんともいえない読後感に襲われる作品。ネタバレしたくないのであまり内容には言及できませんが、薄暗い橋の上の雰囲気、川の匂いと水の冷たさ、虫たちや地面の感触などが小説から伝わってきます。そして死を目の前にした者の気持ちや脳内などがとてもリアルに表現してあります。
英語は古いうえに表現が難しかったりして、ところどころ読むのが難しかったです。でもとにかく短いので、単語の意味を調べたりしながらでも十分読み切ることができます!
日本語版↓
Sonny’s Blues
| 著者 | James Baldwin |
| 出版年 | 1957年 |
人種問題と同性愛について書いた20世紀を生きた作家、ジェイムズ・ボールドウィンの短編小説です。
人種問題を取り上げながらも、人間が誰でも持つような普遍的な問題を主題としていることで、多くの読者が共感できるような内容となっています。
現実的な生活をし、またそれで満足な兄と、自分の理想に向かって突き進みたい弟。私はどちらかというと弟サニー側の人間なので、なんだかとても大切な気持ちをもってこの小説を読みました。
こちらもそこまで古い作品ではないので、英語は割と読みやすいです。美しい表現に出会えます。
日本語版↓
まとめ
いかがでしたか?気になる小説はありましたでしょうか?
忙しい日々の中、本一冊を読むのもなかなか難しいけれど、英語の作品が読みたいという方に、または良い短編小説をお探しの方に、おすすめの洋書の短編小説をご紹介させていただきました。
この記事が皆様の次の本選びの参考になれば幸いです。


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