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英語の学習として洋書を読むときに、あなたはどんなジャンルを選びますか?
たぶん最初の頃に選ぶのは、ラダーシリーズのようなレベル別に分かれた、優しい英語で書かれた本、あるいは子供向けの本かと思います。
それにだんだん慣れてくると、ちゃんと大人向けの、分厚い小説にトライしたい!と思うようになるでしょう。
もちろん自分が興味のあるジャンルを読むのが一番だと思います。でももしどれを読めばいいのか迷っているなら、おすすめしたいのがサスペンスやスリラーです!
ええ~!難しそう!って思われるかもしれませんが、意外とそんなこともないんですよ!
「ええーじゃあ、アガサ・クリスティーとかダフニ・デュ・モーリエを読めってこと?」って思われるかもしれません。
もちろん彼女らの作品も素晴らしいとは思うのですが、今回オススメするのはそういった古典モノではなく、現代モノです。
やっぱ古い本だと、表現も多少古くなって読みにくく感じます。現代の作家さんが最近出している本の方が読みやすいです。
そして私が洋書多読にサスペンス・スリラーをおすすめする一番の理由が、
page-turnerだからです!
「page-turner」というのは、「読みだしたら止まらない本」という意味です。
好きなジャンルであれば、基本楽しく読んでいられると思うのですが、長い本を読んでいるとどうしても飽きてしまう可能性がありますよね。では「飽き」をなるべく感じないものってなんだろう、って考えると・・・
心臓がバクバクするような、ハラハラする物語だと思うんですよ。
で、サスペンス・スリラーは、心臓バクバクを得られやすいジャンル。
心臓バクバクを生かして、洋書多読を楽しんでいきましょう!
オススメのサスペンス・スリラー洋書
私が感じた英語の難易度順に並べて紹介してあります。上から簡単→難しい順にしてあります。
ページ数はKindle電子書籍版のページ数を掲載しています。洋書を選ぶ際の参考にしていただければと思います。
また、日本語版がある作品は日本語版も載せています。日本語でも読んでみたい!という方のご参考になればと思います。
The Silent Patient
| 著者 | Alex Michaelides |
| ページ数 | 340ページ |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
結婚7年目だった画家のAliciaは夫を殺害し、それ以来何も話さなくなってしまう。彼女の心を読み取る手がかりは殺害後に彼女が描いた絵「Alcestis」のみ。彼女を救いたいと思い精神科医となったTheoは、Aliciaの沈黙の裏に隠された秘密を暴こうとする。彼女に何が起こったのか?そして「Alcestis」に隠された意味とは?
サスペンス・スリラー分野の小説の中では結構健全な内容の小説です!あまり変態的でなく、血みどろでもないので、広く受け入れやすい大衆的な小説といったイメージです。
英語もそこまで難しいイメージはありません。分からない単語は出てきても、ストーリーの大まかな内容は理解できます。TOEIC700点ほどあれば十分挑戦できると思います。
小説の中にアッと驚くトリックが隠されていて、読んでいて震えました!後半からグッと面白くなるので、ぜひ読んでみてください。
こちらは映画化の噂があるよう。ブラッド・ピットの映画製作会社Plan BとAnnapurna Picturesが映画化権を取得し、製作が行われているそうです。主演はアン・ハサウェイと噂されているようですが、これはまだ確定ではありません(2026年4月現在)。楽しみですね!
日本語版↓
The Housemaid
| 著者 | Freida McFadden |
| ページ数 | 338ページ |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
仮釈放中で家もなく、家族にも捨てられたMillieは、思いがけなく裕福なWinchester家のハウスキーパーとして雇われることになった。ヒステリックな妻Ninaや性悪の娘Ceceliaに苦しめられながらも、Millieは必死に仕事をこなす。
性悪な妻と子供、ハンサムで優しい夫がいる家庭に住み込みでハウスメイドのお仕事をすることになった女性のお話です。妻Ninaがかなり理不尽なので、読んでいてイライラするかもしれません^^;
前半は昼ドラのような展開です。上記のような家庭の中に、若い女性が入ってくるのですから、みなさんご想像の通りの感じになっていきます。ただMillieがだいぶいい子なので、それまでに時間がかかるんですよね~!ちょっと冗長に感じるかもしれません。
でも頑張って半分まで読んでみてください。後半から物語が急展開を迎えます!
この本の英語もそんなに難しいことはなく、日常生活の描写が多いので、家事関連の英語表現等が学べますよ!
こちらは2025年12月にアメリカで映画が公開されたようです!日本公開はまだ不明(2026年5月時点)ですが、アメリカでは大ヒットを記録したそうなので、日本でもぜひ公開して欲しいですね!
日本語版↓
Rock Paper Scissors
| 著者 | Alice Feeney |
| ページ数 | 320ページ |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
相貌失認(失顔症)を患う夫Adamとの結婚生活は崩壊寸前で、妻のAmeliaは関係を修復するきっかけになると信じて夫婦でのスコットランド旅行を計画する。人里離れた場所に建つチャペルを改装した宿になんとかたどり着いたが、厳しい自然とチャペル内で起きる不可思議な現象が2人を襲う。
最初から最後までハラハラできる作品。登場人物みんなが怪しく、信頼できない語り手となっています。スコットランドの厳しい自然を、作品を通して感じることができます。
チャペル内で怖い現象がいろいろ起こりますが、幽霊系の話ではないのでご安心を!
思った以上に入り組んだプロットとなっていて、ちょっと出来すぎじゃないか?って少し思いましたが(笑)、でも考え抜かれたプロットで面白いです。
ダークな夫婦のトラブル系のお話が好きな方には合っていると思います!
英語はThe Silent Patientよりは多少難しいかな、といった感じでした。ただ内容が面白くのめり込めるので、読んでいけると思います。
日本語版↓
Dear Child
| 著者 | Romy Hausmann |
| ページ数 | 369ページ |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
Lenaは監禁されていた。二人の子どもとともに。ある日彼女は監禁されていた小屋から逃げ出すが、その際事故に遭ってしまい、病院へ送られる。一方、13年前に行方不明になった娘Lenaを探すMatthias。「誘拐されていたであろう女性が搬送されてきた」という一報を聞いて、病院に向かうが・・・。
Emma Donoghueの「Room」を彷彿とさせるようないわゆる「監禁モノ」の話ではあるのですが、そこにいろんなひねりがきかせてあります。監禁された世界を当たり前と思って育っている子どもたちにもゾッとしてしまいます。結構血みどろで殺伐とした雰囲気なので、苦手な方はご注意!
英語に関して言えば、これはもともとドイツ語から英語に翻訳された作品なので、人物名や地域名等がドイツ語で、そこに少し戸惑うかもしれません。英語はたまに専門用語が出てきますが(しかも子どものHannahから笑)、全体的に見て、読み進められないほど難しい言葉がたくさん出てくるわけではありません。
Netflixでドラマ版(タイトル:汚れなき子)もあるようなので、ぜひ小説を読んだ後、答え合わせに観てみてください!
Killing Floor
| 著者 | Lee Child |
| ページ数 | 435ページ |
| 難易度 | ★★★★☆ |
職なし、住所なし、クレジットカードなし。自由を謳歌する浮浪者のJack Reacherは、ジョージア州Margraveにいたところ、急に殺人の容疑で逮捕されてしまう。その一件をきっかけに、ReacherはMargraveを包む大きな闇を解き明かすべく奔走する。
海外で人気の「ジャック・リーチャー」シリーズの第一弾です。
これは今までご紹介してきた他小説とは少し毛色が違います。他作品はどちらかと言えば女性向けのスリラーでしたが、この小説は男性向けの雰囲気が漂っています。いわゆるハードボイルド小説です。
ハードボイルドなので、主人公がとにかく冷静で、かっこよく、強い!いろんな恐ろしいことが小説内で起こりますが、まあジャック・リーチャーなら大丈夫だろう!という安心感をもって読み進められます。
こちらもだいぶ血みどろで殺伐としています。殺人も多いし、グロテスクな表現もあるので、苦手な方はお気を付けください。ただ全体的にとてもドラマチックな展開で、映画を観ているような感覚を覚えます!
英語に関して言うと、文章は簡潔なのですが、専門用語(犯罪捜査関連)や独特な言い回しがあって少し読みにくかったと感じました(特に序盤)。ページ数も多いので、英語多読に慣れてない頃にこちらに挑戦するとちょっと大変かもしれません。
ちなみに今作はAmazon Primeでドラマ化されています(ジャック・リーチャー -正義のアウトロー-)。トム・クルーズ主演の「アウトロー」という映画もジャック・リーチャー小説の映画版ですが、こちらは「Killing Floor」ではなく別小説の映画化版なのでご注意を。
日本語版↓
まとめ
いかがでしたか?気になる作品はありましたでしょうか?
難しそうと思って避けてしまう傾向があるかもしれませんが、意外とサスペンスやスリラー分野の作品は文章が短く簡潔で、読みやすいものが多いです。
専門用語はやはり出てくるので調べる必要がありますが、あまり頑張って覚える必要のない難しい病名や薬品名などが多いです。意外とスルーしても内容は頭に入ってきます。
とにかくこの分野は読者をハラハラドキドキさせて飽きさせないので、英語多読にはもってこいのジャンルだと思います。
良かったらサスペンス・スリラーの洋書を読んでみてください。


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