「別のもの」との共存を描いた映画

映画・ドラマ

妖怪、幽霊、宇宙人・・・創作上の世界には現実では見たことのないような、我々とは違う別の生き物が存在します。

今回はそんな「別のもの」との共存を描いた映画をご紹介いたします。

 

「別のもの」との共存を描いた映画

E.T.

原題E.T. The Extra-Terrestrial
監督スティーヴン・スピルバーグ
キャストヘンリー・トーマス、ディー・ウォレス、ロバート・マクノートン、ドリュー・バリモア
公開年(日本)1982年
上映時間115分
簡単なあらすじ

お兄ちゃんグループの遊びに混ぜてもらえないエリオット。兄たちに命令されてピザを受け取りに行ったとき、物置小屋に何かがいることを発見。みんなと共に確認するが、そこには何もいなかった。しかし気になってどうしようもないエリオットは、一人深夜に外へ出て、奇妙な生物を発見する!

まずはおなじみのこの映画から!スティーヴン・スピルバーグ監督製作の、ワクワクするよう世界観と壮大な音楽が魅力です。

エリオットの前に現れた地球外生命体であるE.T.は、最初ちょっと気持ち悪いと思うかもしれませんが、観ているうちにだんだん可愛く思えてきます。ちょこちょこ歩く姿が魅力的です。

上映も2時間を切る短めな映画となっていますので、サラッと観ることができます。テレビでもよく放映されていますが、意外とちゃんと観たことはないという方が多いのではないでしょうか?子供向けの作品ではありますが、ワクワクするストーリー展開や、楽しい演出など、大人でも楽しめる要素がたくさんあるので、ぜひ一度ご鑑賞ください!

 

アザーズ

原題The Others
監督アレハンドロ・アメナーバル
キャストニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガン、クリストファー・エクルストン
公開年(日本)2002年
上映時間104分
簡単なあらすじ

太陽の光を浴びれない2人の子どもを育てるグレース。夫は戦場から帰ってこず、使用人は逃亡し、広大な屋敷で3人ひっそりと暮らしていたが、ある日3人の人物が新しい使用人として家へやってくる。それとともに、不可解な現象が屋敷内で起こり始める・・・。

ホラー映画ですが、静かで上品な雰囲気が印象的な映画。ニコール・キッドマンがとても美しいです!

「何か」が屋敷にいる・・・。一見よくある幽霊もののホラーですが、意外な最後にアッと驚かされます。

血なども全くでないホラーとなっているので、スプラッタ系が苦手な人でも安心して観ることができます。

 

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー

原題A Ghost Story
監督デヴィッド・ロウリー
キャストケイシー・アフレック、ルーニー・マーラ
公開年(日本)2018年
上映時間92分
簡単なあらすじ

交通事故で無くなってしまった男性Cは、幽霊となって妻のMを見守る。同じ空間にいるのに、ここにいることを伝えられないC。そして月日は過ぎていく・・・。

こちらも幽霊との共存を描いた作品になりますが、普通の映画とは違い、幽霊側の視点に立った映画です。ホラー映画ではありませんので、ご安心を。

とても静かな雰囲気や長回しの撮影、ベタな幽霊の姿など、ハマる人にはとてもハマる映画となっています。

幽霊が感じている時間の感覚なども描かれています。タイムリープ要素もあり、リラックスできる映画でもあります。ぜひ観てみてください!

 

豆知識 ヴァージニア・ウルフの「憑かれた家(A Haunted House)」について

作中の冒頭の引用は、ヴァージニア・ウルフの「憑かれた家」という作品からのものです。

この作品もまた、「別のもの」との共存を描いています。「別のもの」とちょうど良い距離を保って生活する様子が描かれた短編小説となっていますので、ぜひこちらも機会があれば読んでみてください。

ヴァージニア・ウルフの作品の感想についてはこちら↓

ヴァージニア・ウルフを読んで

 

シックス・センス

原題The Sixth Sense
監督M・ナイト・シャマラン
キャストブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、オリヴィア・ウィリアムズ、トニ・コレット
公開年(日本)1999年
上映時間107分
簡単なあらすじ

小児精神科医として働くマルコムが現在担当する患者は、コールという少年。かつてコールとよく似たタイプの少年を救うことができなかったマルコムは、コールを救おうと必死になる。そんなマルコムにコールは心を開き、死者が見えるという悩みを打ち明ける。

幽霊が見えるという少年を救おうとするお話。こういう話でやっかいなのが、幽霊はほとんどの人には見えないということなんですよね。だから悩みを打ち明けても、理解してもらえないどころか、嘘をついていると思われてしまう。コールもそのせいで悩んでしまいます。

コールとお母さんとの車内での会話のシーンには、思わず感動で泣いてしまいます。映画史に残るような美しいシーンですので、ぜひご覧ください。

そしてコールを救おうと必死になって戦うマルコム。そんな彼にも衝撃の結末が待っています。必見です!

 

愛されし者

原題Beloved
監督ジョナサン・デミ
キャストオプラ・ウィンフリー、ダニー・グローヴァー、ダンディー・ニュートン、キンバリー・エリス
製作年1998年
上映時間172分
簡単なあらすじ

奴隷として働く日々から逃げ出して娘とともに静かな生活を送っていたセスは、奴隷時代に共に働いていたポールDと18年ぶりに再会する。束の間の幸せな日々を送っていたセス。そんな彼女の前に、ある日ビラヴドと名乗る少女が現れる。

ピューリッツァー賞に輝いたトニ・モリスンの小説「Beloved」を映画化したものです。奴隷の歴史が物語のベースとなってはいますが、ジャンルはホラーとなります。

主人公の家族のもとにやってくるビラヴドという少女をダンディ・ニュートンという方が演じているのですが、まあこれがなんとも奇妙で・・・!後半になってくるとどんどん狂気が増していきます!

この作品は映画よりかは原作の小説の方が有名かもしれません。小説の方も機会があったら読んでみてください。

洋書・訳書・映画それぞれの感想はこちら↓

「ビラヴド」訳書・洋書・映画の感想

 

こんなのもあります!「サブスタンス」

原題The Substance
監督コラリー・ファルジャ
キャストデミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド
公開年(日本)2025年
上映時間142分
簡単なあらすじ

ハリウッドのスターであった、エリザベス・スパークル。50歳になった今、美は衰え、かつての栄光は消え、さらに長年務めていたエアロビクス番組も降板となる。絶望の日々を送っていたある日エリザベスは、より良い自分を得られるという「サブスタンス」という薬品の存在を知る。

自分より若くて美しい、より良い自分が得られるとしたら・・・あなたはどうしますか?

この映画は、そんなより良い自分を得るために「サブスタンス」に手を出した女性について描かれています。

エリザベスが「サブスタンス」を使用して出てきた女性はスーという、若くて美しい人でした。本来は2人でひとつであり、1週間ごとに体を交代して生きなければいけないのですが、だんだんそのルールは破られるようになります。

これは本来はひとつであるはずの2人なので、「別のもの」との共存にはあたらないのですが、だんだん2人の心はパッカリと割れていってしまって、あたかも「別のもの」のようになってしまうので、この映画もこちらの記事で紹介することにしました!

かなりグロテスクで、現代のルッキズムに一石(どころか大岩)を投じた映画となっています。グロいのが苦手な人は注意!!ゲテモノ系が観たい人にはおすすめです!

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