村田沙耶香を読んで

作家別感想

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芥川賞受賞作家である村田沙耶香の作品を読んだ感想を以下に記します。

村田沙耶香を読んで

コンビニ人間

まず読了時に、「ああ、こういう風に終わって良かった」と思いました。恵子が周りの言う「普通」の指示に従って生活を変え、普通になれたね、良かったねだと、余計に「普通」の人生が送れていない人の心を苦しめるものとなっていたはずですから。

恵子はかなり珍しいタイプの人ですね。幼少期のエピソードなどかなりぶっ飛んでいます。そこまでの人はなかなかいないと思うのですが、作者も似たような考えがあったのでしょうか?作者の村田沙耶香さんのことを調べると、保守的な家庭で育った+コンビニでアルバイトをしていた そうで、ご自身の体験や思ったことも小説に生かされているのでしょうね。恵子の幼少期のエピソードまでは実体験かは分かりませんね。

ただ恵子、私はすごいな、偉いなと思いました。自ら望んで社会の歯車となれるのはすごいです。私はプライドが高いので、白羽側の人間だなと思いました。「普通」に馴染めないタイプでも、プライドが高く、自分のことは特別だと思う白羽のようなタイプの方が、生きていく上ではより大変だろうと思いました。いやいや、自分で言っていて耳が痛い・・・^^;

今でこそ多少は結婚についてや働き方について、社会は寛容になってきていますが、細かいところの言動など、何か逸脱したことをするとギョッと周りに思われるのに変わりはありません。そんな現代社会の中でも、自分が輝ける場所を見つけ出せれば幸せだなと思いました。村田さんも小説家になってそう思ったのかもしれませんね。

細かいところのひとこととか、周りの反応などかなりリアルに思うところがありましたね~。恵子と白羽が同棲していることを知った泉さんが「お似合いなんだけど!」と言うところとか、その一言で泉さんが本当はどのように恵子を見ているのかが分かって、さらっと過ぎていくけどかなり毒が含まれていますね。男女の話ばかりが重大なことのように扱われるのも、2026年現在ではあまりされなくなりましたが、ほんの10年前ほどはよくあったことのように思います。

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