「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」の道のりをたどってみる

映画

※この記事はネタバレを含みます。

 

先日、映画「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」を観ました。

原題:Locke / 舞台:イギリス / 製作年:2013 / 言語:英語

建設工事の現場監督を務めるアイヴァン・ロック。その日の夜は家族でフットボールの試合を見る予定だったが、予期せぬ連絡が。過去に一度きり関係を持ったベッサンから、切迫早産の状態にあるという連絡だった。一夜の過ちについて妻に話しておらず、また翌日にはヨーロッパ最大規模の建設工事がある中、彼はバーミンガムからベッサンのいるロンドンへと向かうことを決意する。すべて成功させてみせると自らを鼓舞するアイヴァンだが・・・といった内容でしたね。

映画は、車内での電話で繰り広げられる会話の様子だけを映した、いわゆるワンシチュエーション映画。斬新な手法です。

イギリスのハイウェイ(高速道路)をバーミンガムからロンドンへ向かうという内容ですが、映画内でちらほら標識が映し出されて、主人公が今どの辺を走っているのかを示すヒントが出ていました。そこで今回は、アイヴァンがどんな道をたどったのかについて調べてみました。

 

オン・ザ・ハイウェイ アイヴァンがたどった道のり

まず、映画内で最初に見つけた標識から、アイヴァンはAston Expresswayを通っていることが分かりました。まさにこれと同じ標識が映画内で見られます↓

今この辺にいます。

「I’m on the M6.」とベッサンに言っていたので、ここからM6を使ってロンドンに向かうことになります。

ちなみにM(数字)というのは高速道路の名称です。他にもA(幹線道路)、B(一般道)といった道路名があるようです。

次に私が見つけたのはこの標識。

今この辺にいます。

次に見つけたのはA1081 Lutonの標識でした。(映画内のと同じような標識を見つけられませんでした。悲しい・・・でもこの辺なはず。)

今この辺にいます。(うまく表示されませんでしたが、上にある街がルートンです。)

その次に見つけた標識がこれ。

今この辺にいます。ロンドンに近づいてきました!

映画の終盤で確認できたのはこの標識。

今この辺にいます。

この後すぐに、信号が映像に出てくるので、高速道路を降りて一般道に出て、ベッサンからの電話が来たタイミングで車を停止させていましたね。運転お疲れさまでした!

経路はこんな感じでした。(濃い青の道の方です)

M6からM1を利用してロンドンへ向かったのがわかりますね。google Mapでは2時間ほどかかると書いてあります。「1時間半で着く」とアイヴァンは言っていたので、結構飛ばしたんでしょうね~(それかベッサンを安心させるために少なめに見積もったか。まあたぶん飛ばしたんでしょう笑)。

映画の上映時間もだいぶリアルに近いということになります。邦題にある通り86分でバーミンガムからロンドンについたのですから。

 

トム・ハーディのアクセント

主人公アイヴァン・ロックを演じたのはヴェノム等で知られるトム・ハーディ。彼の演技が光る映画でしたね。

今作のトム・ハーディ、いつもとなんかアクセントが違うなーと思っていたのですが、ウェールズ出身の設定にしようとトムが提案したのだとか。そしてとある男性のウェールズ訛りを真似て演技したそうです。

ただその後判明したのが、その人はウェールズ出身ではなく、ノーフォーク出身だったそう!笑

僕がやったウェールズ訛りは、ノーフォーク訛りだよ、とのこと(笑)

青い部分がウェールズ、赤い部分がノーフォークなのでだいぶ離れてますね!

 

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分の感想

この映画は、人によっては眠くなってしまうかもしれません(笑)

私も初めて観たときは、あまり引き込まれなかったのですが、今回観直して、トム・ハーディの演技にやられました!細かい表情や声の使い分けが素晴らしいですね。

そして声だけの出演ですが、電話の向こう側の俳優陣たちも豪華なんです! ベッサンはオリヴィア・コールマン、ドナルはアンドリュー・スコット、そしてエディの声はトム・ホランドが担当しています!意外なところでスパイダーマンとヴェノムは共演しているのです(^^)

「ゴドーを待ちながら」という劇作家サミュエル・ベケットによる戯曲の話がチラッと出てきましたが、これもいつか知りたいです!

そして今回の映画で「Bastard」という単語が「ろくでなし」の他に「私生児」という意味もあるということも覚えました!

しかしまあ、なんとマルチタスクな内容なんでしょう! 車を運転しながら、仕事の指示を出し、出産で不安定な人をなだめ、家族とも話し合おうと努力し、さらには鼻水まで出る!! こんな超マルチタスク、やってらんないですね・・・しかも全てにおいてトラブっている・・・。ストレスフル! 個人的には特にベッサンの対応がしんどいと思いました(笑)

父親との確執も大きなテーマになっていました。詳しくは語られませんでしたが、アイヴァンはとにかく自分の父親のようにはならないと決意していたよう。だから望まず生まれてくる子供のことも、ちゃんと責任を取るのだと言っていました。ロックは自分でつけた苗字だと。だから原題がLockeなんですね。これはLockeの物語だと・・・。邦題の「オン・ザ・ハイウェイ」も結構いいと思いますけどね。副題はいらないかもしれないけど・・・。

 

86分のさらっと観れる映画になっています。斬新な映画が観たい人、トム・ハーディが好きな人、マルチタスクが好きな人(笑)は、ぜひぜひ観てください~!!

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