スタンリー・キューブリック監督の作品集!

映画・ドラマ

「映画界の巨匠」と言って思い浮かぶ人はいろいろいますが、スタンリー・キューブリック監督もその中のひとりではないでしょうか?

圧倒的な映像美と印象的な音楽、そしてブラックユーモアあるいは風刺をきかせて社会の闇を表現した彼の作品は、独特な雰囲気があります。

今回はそんなスタンリー・キューブリック監督の作品をご紹介します!

 

スタンリー・キューブリック監督の作品集!

時計じかけのオレンジ

原題A Clockwork Orange
監督スタンリー・キューブリック
キャストマルコム・マクダウェル、パトリック・マギー、ウォーレン・クラーク、マイケル・ベイツ
上映年(日本)1972年
上映時間137分
簡単なあらすじ

白いユニフォームに身を包み、ミルク・バーに集まる少年4人組は、いつものように暴力を楽しんでいた。しかしリーダーのアレックスの残忍さに不満を覚えていた仲間たちは、ある日犯罪現場でアレックスを置き去りにする。逮捕されたアレックスは、自身の精神を矯正する「ルドヴィコ療法」の被験者となることを志願する。

スタンリー・キューブリック監督といえば!な作品。

社会を、そして人を「善く」するにはどうすればいいのか。そんな問いかけがこの映画には込められています。悪人だった人の精神を無理やりねじ伏せれば善人と呼べるようになるのだろうか?

美しいクラシックやミュージカル音楽と、殺伐とした暴力シーンとの対比が印象的な作品となっています。

白のユニフォームをまとい造語を話す姿は、近未来を表現しているのかもしれませんが、絶妙にダサく、イタい。さらに気取ったことを話しながらも、家に帰ると狭い子供部屋で暮らしている様子や、母親に朝起こされる様子は、ティーンエイジャーの過剰な自意識と現実との違いを見せつけられているようで、なんだか観ていて恥ずかしくなります^^;

だいぶ露骨な暴力・性暴力シーンがありますので、不快に思われる方もいると思います。ご注意ください。

 

シャイニング

原題The Shining
監督スタンリー・キューブリック
キャストジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル、ダニー・ロイド、スキャットマン・クローザース
上映年(日本)1980年
上映時間119分
簡単なあらすじ

小説家志望のジャックは、冬の間閉鎖されるホテルの管理人の仕事を得て、妻のウェンディー、息子ダニーとともにホテルへやってくる。ホテルが持つ禍々しい雰囲気に少しずつジャックは乗っ取られてゆき・・・。

こちらもスタンリー・キューブリック監督といえば!な作品。ホラー映画の金字塔とも言える作品です。

圧倒的にキャッチ―で美しい映像を楽しめます。印象的なカーペットの柄や、斧で壊したドアのすき間からジャックが顔を覗かせる場面等は、映画を観たことがない方でも何となく知っているのではないでしょうか?

さらには音楽も不気味さを引き立てています。冒頭で流れる重厚な金管楽器の音は、これから始まる恐ろしいことを予兆しているかのようです。個人的にはダニーが三輪車でホテル内を走り回るときの音も不気味に思いました。カーペットに上がるときだけ不意に雑音が切れる感じが怖かったです。

怖くも美しい作品となっていますので、ホラー映画にはあまり興味がないという方にも、ぜひ一度観ていただきたい作品です。

 

2001年宇宙の旅

原題2001: A Space Odyssey
監督スタンリー・キューブリック
キャストキア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ダグラス・レイン
上映年(日本)1968年
上映時間142分
簡単なあらすじ

宇宙船ディスカバリー号は、木星探査の任務を果たすため宇宙にいた。乗組員はボーマン船長とフランク・プール隊員、人口冬眠中の3人の博士に加えて、HAL9000型という人工知能の5人と1体。ある日HALはボーマン船長に、今回の任務についての疑問を投げかける。

こちらもスタンリー・キューブリック監督といえば!な作品なのですが、なんとも物語が難解なので、初めて観るのにはお勧めしません。なにせ宇宙の話をするのに、人類の始まりから物語を始めるという、超スケールのデカい映画となっていますので!

おなじみのクラシック音楽にのせて、今見ても色あせない美しい宇宙の映像と、ワクワクするようなSF的映像が流れます。観ていてとても楽しいです!(眠くなる可能性はあります^^;)

人工知能の反逆という今話題となっているテーマも入っていて、古さを感じることなく楽しめる作品となっています。1968年に公開された映画ということに驚かされます!

 

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

原題Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worring and Love the Bomb
監督スタンリー・キューブリック
キャストピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット、スターリング・ヘイドン
上映年(日本)1964年
上映時間93分
簡単なあらすじ

時代は冷戦下。アメリカの空軍基地の司令官リッパーが、突如ソ連への核攻撃指令を発した。アメリカ政府首脳部は指令を取り消そうとするが、自分たちが定めた特別ルールに阻まれて阻止ができない。さらに、ソ連側には核攻撃を受けると作動する「皆殺し装置」があることを知って・・・。

ぱっと見はシリアスな戦争映画に見えますが、ブラックユーモアの溢れる作品です。

上に立つ者ひとりが理性を失うだけで、世界が滅びてしまうかもしれないという危険性を、ユーモアを交えて訴えた作品です。ただ今の世界情勢を踏まえてこれを観ると笑えません・・・。本当に今にも起こりそうな(というかもうすでに起きている?)ことが描かれているのです。

白黒映画で、あまり優しい解説もなく進んでいくから、少し分かりづらく感じるところがあるかもしれません。上記の簡単なあらすじを読んだり、大まかな話の内容を調べてから観る方ことをおすすめします。

ただ、上映時間93分と、結構さらっと観れる作品になっていますので、あまり気負わず観ていただければと思います!

 

アイズ ワイド シャット

原題Eyes Wide Shut
監督スタンリー・キューブリック
キャストトム・クルーズ、ニコール・キッドマン、シドニー・ポラック、トッド・フィールド
上映年(日本)1999年
上映時間159分
簡単なあらすじ

ニューヨークで暮らす結婚9年目の夫婦。6歳の娘もいて何不自由なく暮らしていたが、妻には満たされない気持ちがあった。ある日妻は夫に、他の人を愛した過去を告白する。夫はそれを聞き、自分の知らなかった世界に興味を持ち始める。

ストーリーを知らずに観ても、知ってから観ても楽しめる作品だと思います。私は知らずに観たので、夫婦のいざこざの話なのかな?と最初は思っていたのですが、話があらぬ方向に進んでいったので驚きました!

すごい怖い話だと思います。正直今まで見たホラーよりずっと怖いと思いました。さらにこの映画の試写会5日後にスタンリー・キューブリックが心臓発作を起こして亡くなっていること、キューブリック作品はほとんど評価が高いのに、この映画だけあまり受賞歴がないのも余計に怖さを引き立てました。

エプスタイン事件を彷彿とさせるような内容。アルトゥル・シュニッツラーという著者が書いた「夢小説」という小説が原作となっているようなので、直接エプスタインの事件を描いたわけではなさそうですが、もしかしたら事件のことを知っていて、こういうことは現実に起こっていると、間接的に視聴者に伝えたかったのかもしれませんね。

 

まとめ

いかがでしたか?気になる作品はありましたでしょうか?

キューブリック作品はその映像・音楽が評価されることも多いですが、鋭い視点で社会にモノを申すその「メッセージ性」も大きな魅力となっています。

ぜひさまざまなキューブリック作品を楽しんでください。

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