スーパーノヴァ ~最期をどのように迎えるか~

映画

映画「スーパーノヴァ」を観ました。

原題:Supernova / 舞台:イギリス / 製作年:2020 / 言語:英語

長年連れ添ったパートナーが認知症になる。観ていてやるせない気持ちになりました。サム(コリン・ファース)の気持ちも分かるし、タスカ―(スタンリー・トゥッチ)の気持ちも分かる・・・。

穏やかな幸せって、ずっと続いてほしいけど、やっぱり終わりがあるんですよね。その終わりをどのようなものにするか。そこに二人の考えの違いがあったんですよね。そりゃあ、あるよな~人にはそれぞれの考え方があるわけで。一人だったら自分の好きなように決定できるけど、相手がいたら、どうにかこうにかして最適解を導き出さなければいけないわけで。

私はまだ、認知症の人の介護をしたことはありませんが、できなくなることが増えていくのは、見ていて辛いものがありますよね。患っている本人も、一気にぼけてしまえばなんてことないでしょうが、できなくなってきていることを自覚はできる、のが辛いでしょうね。

題名にもなった「スーパーノヴァ」は、星がその生涯の終わりに起こす大爆発のこと。命の終わりを連想させる言葉ですね。タスカ―はきっとその「終わり」を美しいものにしたかったのかな。

映画内で出てきた薬「ペントバルビタール」は、強力な鎮静睡眠薬だそうです。私だったら薬名を見てもどんな薬か全く分からなかっただろう・・・。

タスカ―がサムに弾いてと頼んで、ラストにサムが演奏会で弾いた曲はエドワード・エルガー作曲の「愛の挨拶(Sault d’amour)」です。またこれが美しくて沁みましたよね・・・。

旅映画としての要素も持っていましたね。キャンピングカーで旅する様子とか、少し高い位置(キャンピングカーの中)から見た街並みの様子とか、湖水地方の景色とか、星空観察とか・・・切ない中にもワクワクする映像美がありました。

印象的な湖のシーンはクルモック湖(Crummock Water)という場所で撮影されたようです。湖水地方の美しい景色が観れる映画としても覚えておきたいです。

私はもともとコリン・ファースが好きでこの映画を観たのですが、コリンもスタンリー・トゥッチも、演技が自然で美しく、観てよかったなぁと思いました。

(P.S.) サムの実家に、若いコリンの写真を模写したような絵が飾ってありました! 壁のところに・・・見てみてください。家族の歴史を見せるために、俳優の昔の写真を飾ったり、加工して使っているのをたまに見ますが、その俳優のファンだと、どの写真をもとにしたのか分かりますね(笑)そういうのを探すのも楽しい。

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