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「変身」などの小説で有名なカフカ。今回はカフカの作品を読んだ感想を記していきます。
フランツ・カフカを読んで
変身
昔読んだ時は、変な作品だな~と思ったくらいだったのですが、今回読んだらなんだかとても悲しく感じました・・・(T T)
自分がもしある日突然虫になったら・・・って考えると本当に嫌です^^; 大切な人との意思疎通もとれなくなり、手足は短くなりドアもまともに開けられなくなる・・・。代わりに天井まで登ったりできるようになるのでしょうが、人間の自己を持ったまま虫になるのは耐えられませんな。
同じ魂をもっていても、見た目が変わってしまえばもう別のものに思われてしまうんだな、と思いました。
よく「どれだけ見た目が変わっても、心はあなたのままだから。あなたの心が好きなのよ」といった話はありますが、それがどこまで適用されるのだろうと考えずにはいられませんでした。
この作品ではグレーゴルは人間から虫になってしまい、意思疎通もとれなくなってしまうので、家族がそれをかつてのグレーゴルとは別物として扱うのはしょうがないかもしれません。でも、もし見た目は人間のまま意思疎通ができなくなったら?あるいは見た目は虫になっても、意思疎通はできるのだとしたら?
見た目が急に虫になることはなかなかないと思いますが(笑)、突然の自己や病気で今までの自分とは全く別の自分になることは十分にありえます。もし自分がそうなったら、あるいは家族がそうなったら、と考えてしまいました。
もうひとつ思ったことは、「変化を受け入れ、引き際を考える」ことも大事だということです。
自己や病気等なくても、人間は老化という現象を通して日々変わっていきます。若いころはできたことでも、年を取るとできなくなったりします。いつまでも過去の自分を軸に置くのではなく、今の自分を冷静に見極め、できること、できないことを受け入れなければいけないのだな、と思いました。
最後、家族3人に見捨てられたグレーゴルでしたが、怒った様子はありませんでした。あれが受容なんだと思いました。実際グレーゴルが亡くなることで、家族には未来への光が差し込みます。
と、ここまでシリアスな感じで感想を書きましたが、カフカ自身は笑いながらこの作品を友人に朗読していたそうで、カフカ的には娯楽作品として作り上げたものかもしれないですね。生真面目に受け取らず、面白がって読んでほしいとカフカは思っていたかも。
ところでグレーゴルがなった虫ですが、私は完全に芋虫を想像して読んでいたのですが、あらためて画像検索をすると、いろんな見た目の虫で想像されているみたいですね。あなたはどんな種類の虫を想像しましたか?

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